これから投資を始めようという方のなかには「貯金ができたら」と考えている人も多いと思います。
でも実は、投資を始めるのに「まとまったお金」は必要ありません。
投資は、月々の積立ができれば良いのです。
これは一般にはあまり知られていないですが、投資家にとっては常識でもあります。
そこで本記事では初心者が知っておくべき基礎知識として、貯金がなくてもできる「少額投資」の方法について解説をさせていただきます。
本記事のテーマ
- 少額投資のメリットとデメリットを理解する
- 月々2,000円からでも投資ができる
- 少額投資は早く始めた方がいい
目次
少額投資の考え方
まずは少額投資のメリットとデメリットについて解説をさせていただきます。
少額投資のメリット
早期に投資に踏み出せる
以前こちらの記事でも解説をしましたが、早いうちから投資を始めることは将来的に大きな差となってあらわれます。
例えば、月々1万円を年利5%で運用した場合、30年間の運用と10年間の運用では運用益部分だけ見ても400万円以上となり大きな違いがあります。
ですので、少額でもいいので早くから投資を始めることが重要なのです。
積立シミュレーションは、こちらの資産運用シミュレーションでできます。自分で試算したい方はご覧ください。
分散投資ができる
少額投資をすることによって、いろいろな金融商品を持つことができます。
いろいろな商品に投資できるということは、分散投資ができるということになりますのでリスクも分散をすることができます。
投資初心者にとっては、いろいろな商品を購入するのは将来的なことだとは思いますが、こういったメリットがあることは覚えておいた方がいいでしょう。
投資の勉強になる
どういった形であれ、投資を始めると勉強になります。
少額でも投資をすることによって、これまでは気にしていなかった市場の動きが気になるのではないかと思います。
また、世界経済の動きにも気を配ることで徐々に「どういった要素」が市場の動きに影響してくるのかがわかってくるはずです。
少額だからといって練習と思うのではなく、投資について学ぶという気持ちが大切です。
少額投資のデメリット
一方でデメリットもありますので、把握をしておきましょう。
リターンが少ない
少額投資の1番のデメリットは、リターンが少ないということです。
投資は基本的に長期間かけて「ローリスク・ローリターン」で運用をしていくことが良いと考えられています。
この運用方法に基づくと、投資元本が少なければ余計にリターンは少なくなります。
ですので、あくまでも少額投資は貯金に代わる資産形成と捉えていただき、別途、収入を増やす行動もすべきだといえます。
コストが高いと手数料割合が高くなる
投資をする際には取引手数料などのコストがかかります。
この手数料は投資の種類によって高いものもあれば、安いものもあります。
もし手数料が高い場合、運用している資金が少ない分、手数料割合が高くなり、地味にダメージを受けることになります。
ですので、少額投資をする際はできるだけコストがかからない方法を選ぶ必要があります。
貯金がなくてもできる「おすすめの少額投資」
少額投資には株式で行う「ミニ株」や「るいとう(株式累積投資)」また、プロに任せる「投資信託」などいろいろな方法があります。
なかでも私がおすすめの方法について解説をさせていただきます。
リスクの許容度に応じて運用できる「投資信託」
投資信託のなかでもおすすめなのが「インデックスファンド」というものです。
インデックスファンドは「ローリスク・ローリターン」の代表的な投資であり、市場の動向を示す指標(インデックス)と連動することを目指して運用される投資方法です。
乱高下が少なく比較的安定しており、基本的には市場に成長が見込めるうちは長期的に見ると右肩上がりで価額も上がりを続けると考えられています。
詳しいメリットやデメリットはインデックスファンドについてをご覧ください。
まとめ
以上のように少額投資は貯金がなくても始めることができます。
そして、なるべく早く始めることでより大きな効果を得ることができるのです。
現在は、国を挙げて投資を推奨しており、お得に投資に取り組めるよう制度も整ってきています。
この機会を逃す手はありませんので、しっかりと波に乗っていきましょう。
本日は以上です。
ありがとうございました。