投資の初心者にとって一番取り組みやすいのは積立投資です。
少額で始められる積立投資は手軽ですし、設定さえしてしまえば基本的にはほったらかしにできます。
しかし、積立投資には必ず押さえておくべきポイントがあります。
これを押さえておかないと、積立投資の効果を十分に得られないということになりかねません。
そこで本記事では、これから積立投資を始めようという方に向けて「積立投資を始める際に覚えておくべきたった3つのこと」を解説させていただきます。
本記事のポイント
- 積立投資を途中でやめてはいけない
- 短期トレードと混同してはいけない
- 投資する市場を間違えてはいけない
目次
積立投資で覚えておくべきこと
積立投資をする際に、押さえておくべき注意点を順番に解説します。
途中でやめてはいけない
積立投資は長期で運用をすることで成果を出していきます。
つまり、時間をかけて複利でリターンを出していく投資方法です。少なくとも10年以上の運用は念頭において始めるべきでしょう。
そのために重要なことは、生活費から投資費用を出してはいけないということです。
生活費を削っていると、万が一、急にお金が必要になった時に運用資金から捻出をしないといけなくなり、複利の運用効果が薄れてしまいます。
ですので、投資をするときは余裕資金を使うことをおすすめします。
短期間のトレードで考えてはいけない
次に大事なのは積立投資を短期のトレードと混同してはいけないということです。
上述の通り、積立投資は長期間で運用をしていくことで複利効果を得ることができます。
そして、さらなるメリットとして「リスク分散」の効果が挙げられます。
これは「ドルコスト平均法」という考え方が有名です。
毎月一定額を購入することで、金融商品の価格が高い時には少なく買って、価格が低い時には多く買うということができるようになり、結果として購入価格を平準化できるという考え方です。
今購入している商品が対象にしている市場がこのあと暴落をして、その場で焦って売ってしまうとその時点でマイナスで終了することになります。
ですので、たとえ市場の暴落があっても、すぐに売らずに積み立てを続けることが必要ということです。
そうすることで、数年後また相場が上がってきた時には利益を出すことができるようになります。
投資する市場を間違えないこと
最後に覚えておくことは、自分が購入しようとしている商品が対象とする市場を間違えないことです。
積立投資には「投資信託」「株式」など色々な商品があります。そのどの商品を選んだとしても世界のどこかの市場と関わりがあります。
そして、その市場は世界中どこも同じように伸びているわけではないのです。
たとえば、アメリカ市場は非常に伸びています。
アメリカの代表的な指標であるS&P500を見ると
アメリカは2000年前半のITバブルや、後半のリーマンショックのあともすぐに戻してくる力があります。
そして、現在も過去最高を更新し続けています。
一方で、日経平均を見ると、
日本はアベノミクスで好景気が続いているとはいえ、全体でみると1990年前半のバブル期には到達していないというのが現状です。
この例でいうと、日本の市場よりアメリカの市場に投資をしていた方がより利益が出るということになります。※あくまでも過去に投資していればの話です。
ということで自身が投資しようとしている市場が伸びているか、または、これからも伸びていく見込みがあるか、という点は把握をしておいた方が良いでしょう。
まとめ
以上の通り、積立投資を始める際の注意点はたった3つです。
これを覚えておくだけで積立投資の将来的な成果は大きく変わってきますので、事前に押さえて積立投資を始めましょう。
本記事のポイントを再度まとめでおきます。
本記事のポイント
- 積立投資を途中でやめてはいけない
- 短期トレードと混同してはいけない
- 投資する市場を間違えてはいけない
これらの条件も踏まえ、積立投資を始めたいという方には「ロボアドバイザー投資」や「積立投資信託」がおすすめです。
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本日は以上です。
ありがとうございました。