不動産について 資産運用

アパート一棟投資のメリットとデメリット【解説します】

2019年3月10日

不動産投資を始めようとお考えの方の中には、「マンション一棟投資」、「アパート一棟投資」、「区分(ワンルーム)投資」という投資方法の中で「どれを選べばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

今回は「アパート一棟投資」をその他の投資と比較した時の「メリットとデメリット」をまとめました。是非投資スタートの参考にしてください。

アパート一棟投資のメリット

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空室リスクを軽減できる

不動産投資における一番のリスクは、「空室リスク」です。空室が発生するとその時点で収益は0になってしまいます。

例えば、区分所有(ワンルーム)で投資をした場合、当たり前ですが空室になると収益は0です。

しかし、アパート一棟投資のように所有している部屋が複数ある場合、空室リスクを軽減することができます。「100」か「0」かではなく、一部屋で収益が発生していない間も他の部屋が収益を生み出してくれます。

収益性を高く保ちやすい

アパート一棟投資の場合は、利回りが比較的高く、収益性も高いというメリットがあります。

利回りは、マンション投資や区分所有と比べて1%程度高いというデータもあります。また区分所有の場合、例えば、家賃10万円でも年間では120万円の収益ですが、8部屋のアパートで家賃5万円の場合、年間で480万円となります。

このようにキャッシュフローの観点から見ても安定的に経営をできるといえます。

資産性が高い

一棟投資の場合は土地が評価対象に入るため、区分所有に比べ資産価値が高くなります。建物は経年によって評価が下がっていくのに対して、土地の評価は下がりにくく、時には上がることもあります。

金融機関からの評価が高いということは担保にしての融資も出やすいということですので、投資を拡大していくうえで欠かせない買い増しを行いやすくなります。

アパート一棟投資のデメリット

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初期費用が掛かる

一棟投資は区分所有に比べて初期費用が掛かります。フルローンを組めることはまずないでしょう。

ただし一棟投資でも、一棟マンション投資ですと1億円以上の費用が掛かることも少なくないですが、一棟アパートでの投資では数千万円で済むことが多いので、比較的取り組みやすいといえます。

管理のコストがかかる

一棟投資の場合、建物全体の管理が必要になるため管理コストが多く必要になります。共用部に修繕の必要がある場合はオーナーが対応しなければいけないですし、法令で決められている大規模修繕に向けて積み立ても行う必要があります。

コストという意味では、細かいところを見ておかないといけないという点で時間的なコストもかかってきます。

流動性が低い

取得費用が大きいため、売却にも時間がかかります。あまりに高すぎると買い手がなかなかつかないことも考えられるため、売却までを考えるのであれば、購入のタイミングを見極めて高値で買いすぎないように注意が必要です。

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まとめ

以上のようにアパート一棟で投資を考える場合はメリットとデメリットを把握して挑むことが大切です。

初期投資は掛かりますが、収益性と空室リスクを軽減できるという点は不動産投資において欠かせないメリットですので、これから投資を始まるという方には是非この投資方法を検討していただけると幸いです。

初心者におすすめの本もまとめていますのでご覧ください。

本日は以上です。
ありがとうございました。

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