新型コロナウイルスに端を発して始まった「株価の大暴落」は10年に一度の相場の変化と言ってもいいでしょう。
いつも記事にしているように投資はできるだけ早くから始めることが効果的です。
今回このタイミングだからこそ投資を始めるべきだという理由とおすすめの投資方法について解説をさせていただきます。
こんな方におすすめ
- 投資に興味がある方
- 下落相場をチャンスに変えたい方
- 長期的な資産形成をしたい方
目次
経済の状況
まず2020年3月20日現在の相場をみると、世界経済はリセッション(景気後退)入りした可能性が高いです。
つまりここから中長期的に株価は右肩下がりとなるでしょう。
米国FRBの実質ゼロ金利やEQで暴落に関しては比較的早い回復も見込まれるところですが、ここ半年は上下をしながら下がることが予想できます。
さらに、この緩和が既に市場に織り込み済みで、これ以上打つ手がないと判断されるとリーマンショック級の大暴落も考えられます。
また、ドルが非常に買われていることから、ドル建て債務を抱えている新興国にはデフォルトのリスクも生じてきます。
さらに兼ねてから不安視されていたドイツ銀行など世界の中央銀行が破綻するなど、世界恐慌的な下落も考えておく必要があります。
もう少し長い目で見ると11月のアメリカ大統領選挙の結果にも注目です。予備選ではバイデン氏が優勢になりつつありますが、トランプ大統領が交代ということになると、また一段と景気が後退していく可能性もあります。
投資はいつ始めるべきか?
株式投資で最も良い買い時は株価が底値のタイミングで購入することです。
しかし、これからの相場を正確に予測することは誰にもできません。そのためインデックスファンドという長期投資の方法が編み出され、現代の勝ち筋として存在をしているわけです。
ただし、インデックスファンドにおいてもリスクが全くないとは言えず、過去の歴史を振り返っても、暴落直前で購入した場合、成績が回復するまでは多少時間がかかることがわかります。
通常、株価下落のタイミングで株を購入するのはおすすめできません。
しかし、底値がどこか誰にもわからないことと基本的に世界経済は成長を続けるという事実がある以上、この場合に考えることは長期投資を始めることだと言えます。
いま始めるべき長期投資について
インデックスファンド
長期投資でおすすめの方法は「インデックスファンド」というものです。
インデックスファンドは「ローリスク・ローリターン」の代表的な投資であり、市場の動向を示す指標(インデックス)と連動することを目指して運用される投資方法です。
ですので、指標とする市場が好調であればインデックスファンドの価額も上がりますし、不調であれば価額は下がります。
ただし、乱高下はなく比較的安定しており、基本的には市場に成長が見込めるうちは長期的に見ると右肩上がりで価額も上がり続けると考えられています。
またプロにとってもこの運用方法は手間がかからないので手数料が安いのも特徴です。
これらの理由からインデックスファンドは長期的な投資に向いていると言えます。
安定的な高配当割安株
これまでの上昇相場であればあまりおすすめをすることはないのですが、このタイミングだからこそおすすめなのが個別株で「安定的な高配当割安株」の購入です。
安定的な高配当割安株とは何かというと、安定=「生活に欠かせないもの」、高配当=「増配が続いている」、割安=「経済状況に影響されて経営状況に関係なく売られている」という株式のことを言います。
生活に欠かせないものとは、例えば、「食べること」「お風呂に入ること」「移動すること」「通信すること」などのことです。
これらに関わる株式は基本的に費用がかかるため初心者が手を出すにはハードルが高いのですが、今回のコロナショックにより、割安になっている可能性があります。
こういった銘柄は、今後も安定的に経営されていくことが考えられますので、投資をしてみてもいいのではと考えています。
まとめ
このように今は投資を始める絶好のタイミングであると言えます。
しかし、注意点があります。短期の投資を考えてはいけないということです。
これから投資を始めようと考えている方はあくまでも「長期投資」を始めるのに良いタイミングなんだと自覚する必要があります。
インデックスファンドはネット証券で購入することが可能です。また、もっと手軽に始めたい場合はロボアドバイザーという方法もおすすめです。
本日は以上です。
ありがとうございました。