メディアづくり レビュー記事

【メディア運営者は必読】1→10に広げる企画の極意【六本木未来大学】

投稿日:2019年4月29日 更新日:

現在、オウンドメディアの企画・運営をおりまして、いろいろな本をあさっています。

以前こんな記事を書きました↓

「0から1」を創るのは大変。。そんな方におすすめの本あります【六本木未来大学】
その時に書いた「発想する」ことと同様に「広める」ことも、とても難しいと感じています。

「自分で事業をされている方」や、個人ブログも含め「メディア」を運営している方ならわかると思いますが、企画を考えて、それを「どのように広めていくか」という部分はとても悩ましい部分です。

世の中には様々な人がいて、それぞれ考え方や感じ方が違います。そんな中で「目に留めてもらえるコンテンツ」、「印象に残るコンテンツ」とはどのように作ればいいのか。今回はそんな悩みの手助けになる1冊を紹介いたします。

今回は「1→10に広げる企画の極意」という本の要約です。すぐにでも読みたいという方はこちら↓
簡単に要約を知りたいという方は記事をご覧ください。

六本木未来大学の講義録

f:id:USURA:20190414124226p:plain

今回紹介する本は「クリエイティブディレクターを養成する学校が必要」ということで、WEBマガジン「六本木未来会議」の企画として2015年にスタートした「六本木未来大学」の講義録をまとめたものです。「六本木未来会議って何?」という方のために簡単に説明をしておきます。

六本木未来会議

六本木未来会議とは下記のようなコンセプトを基につくられた「メディア」です。

WEBマガジン「六本木未来会議」は、六本木の美術館やギャラリー、地域の方々と手を取り合い、街全体で六本木の新たな価値を見出すべく、2012年6月6日にスタートしました。幾多の才能が集結し、世界に通用するクリエイティブな都市。そんな六本木の新たな価値をつくるべく、私たちが注目したのは、現代を生きる様々な分野のクリエイターたち。「クリエイターの視点から考える未来」をコンセプトに、デザインやアートはもちろん、街やエンタメ、スポーツなどの切り口からちょっと先の未来のヒントを考えていきます。夜の街六本木から、クリエイティブな街六本木へ。新しい六本木をつくるために必要な、多様な発想やアイデアに耳を傾け、一緒になって、次の一歩をつくっていく場を。WEBマガジン六本木未来会議は、そんな想いの基、未来をつくる視点を、編集していきます。
※WEBマガジン六本木未来会議より引用

参加しているクリエイターは100名以上。著名な方も多くおり、コンテンツの質はとても高いといえます。

六本木未来大学

上記の「六本木未来会議」の中から生まれたのが「六本木未来大学」です。六本木未来大学とは、単純にデザイナーではなく、経営視点を持ち、「ブランディング」から「プロモーション」まで、その会社を作るような働きをする「クリエイティブディレクター」を育成したいという想いから立ち上げられたものです。

年に数回「デザイナー」でけでなく、「編集者」「建築家」「コピーライター」「経営者」「プロデューサー」など様々な分野で第一線を走る方々が「クリエイティブ」について語る講義です。

1→10に広げる企画の極意

f:id:USURA:20190429105457j:plain

本編のためになる部分をピックアップしていきます。

言葉の共感力は方向性と密度で決まる

この章で語られていたのは、言葉は思考の上澄みでしかないということです。
①「言葉にしたいことを把握して」
②「相手に伝わる言葉にしていく」という要素で言葉は構成されています。

つまり、自分が本当に伝えたいことを理解していないのに発信しても「上滑りするだけ」で真には伝わらないということです。ではどうしたら真に伝わる言葉になるのかというと「方向性が明確で密度が高い」言葉です。

方向性とは、自分のビジョンであり思想です。自分が何をしたいのか、ゴールは何なのかを自分の中で明確にしておくことで方向性が明確になります。

密度とは、「内なる言葉に目を向けて解像度を高める」と本書では語られています。

少し難しいですね。簡単に言うと、自分が心の中で思ったことを深堀して具体的にしていくことです。

つまり、言葉にできるということは「自分を知ること」だと定義されています。

一つの言葉にここまで論理的に切り込んだことはなかったのでとても新鮮でした。この章だけでも読んでいてとても価値があると感じました。本書では具体的な方法論も語られていますので気になる方は是非読んでみてください。

画面の中に質感を表現する

こちらの章はデザインのお話です。デジタルデバイスの画面上での質感表現(シズル感)と将来ついて語られています。

シズルとは「らしい」というこで、ビールの写真で「よく冷えていておいしい」ということを表現するためにグラスに霜がついている演出をしたり、シャンプーやトリートメントの写真で髪の毛を「波のようになびかせてツヤツヤにする」というようなことです。

こういった表現を見て、我々はその商品を具体的にイメージできて、購買意欲がそそられるのです。

こういった質感の表現は、デジタルデバイスではユーザーインターフェース(ユーザーがいかに使いやすいか)という点で重視をされています。

もともとPCのアイコンでは「スキューモーフィックデザイン(リアルな質感表現)」が主流でした、しかし今は「フラットデザイン(単純な平面画)」が主流になっています。

画面を覗くと「隔絶された別世界が広がっていますよ」となっていたものが、「実際の世界と連続した世界が広がっているのですよ」と捉えるようになってきているのです。

「iphoneX」が極限までフレームを薄くしていたり、MR(ミックスドリアリティ)の流行からも分かるように、メディアテクノロジー界は「画面内世界」と「現実世界」の境目をなくしていきたいという流れになっているのです。

そして、こういった流れの中でオンスクリーンメディアのデザインの今後は、「現実を仮想によって異化していく」こと「世の中の新しい画面や情報という素材と現実にある素材の組み合わせによるトータルデザイン」という2つのアプローチをして成長をしていくことになると締めくくられています。

この章は、画面デザインという考えたことのない分野のお話でしたが、歴史を紐解いて考えると、今後のテクノロジーの発展が見えてくるようなとても参考になる章でした。

ファンのつくコミュニティの作り方

この章ではコミュティ形成について語られています。

人々の興味の多様化により、既存のコミュティによるつながりが弱くなってきています。昔は皆がマスメディアを中心に同じ情報に触れていましたが、今は情報の多様化により、皆が誰と何について語ればいいかがわからなくなっているのです。

そこで「ファンコミュティ」というものに注目がされていて、何かのファンで形成されたコミュニティはより密な関係性ができて、その中で得られた情報はマスメディアで得るものよりも伝わりやすいのです。

また、コミュニティがビジネスにもなります。何かを好きなことがそのコミュティでの価値になり、そのコミュニティ内での価値がビジネスになります。そのコミュニティにおいては「勉強ができる」「優秀である」というのは関係がないことになるのです。

こういったコミュニティを形成するには、細かくてマニアックな人を作ることが重要です。つまり、マスメディアのように広く網をかけるのではなく、一部でもいいからマニアックでその人だけに刺さるようなコンテンツを持っているということです。

そういった人が活躍できるように「安全安心な場所づくり」も大切です。批判が起きないような場にするために、最初は面倒だけど手間をかけて場所を整備していくのです。

メディアとして勝つには信用を作る

信用を作るとは、新入社員で言うと「時間を守る」というような当たり前のことです。

でもメディアとしてそれをやれている人は少ない。Twitterやフェイスブックはメディアになっていない。ブログをやっている人でもそれをできている人は少ない。

何かというとスケジュールを守って更新をすることです。新聞だったら朝刊・夕刊と決まっているし、テレビ番組だったら放送時間が決まっている。実はメディアが初めにすることは配信スケジュールを決めるということなんです。

Twitterでもいつ配信するかを決めて配信をしている人、YouTubeでも1日3本必ず挙げる人、など個人でも勝っている人はみんなスケジュールを守って配信をしている。できない時は事前にできませんと告知をしておく。

また、そうすることでこの人は「いついつに必ず配信をしてくれる」という印象を与えることができる。結果として信用がついてくる。メディアとして信用を得るのであればそういったことが大切です。

まとめ

本日は「1→10に広げる企画の極意」という本について記事にしました。「言葉」「画面デザイン」「コミュニティ」色々なところに企画があり、それを広げるために考えられているということがわかりました。

本書ではより具体的な解説や記事で紹介しきれなかったお話もたくさんあります。

メディア運営、企画などをされる方にはとても参考になると思いますので、気になった方は是にご覧ください。

企画を広げる前にアイデアを考えたいという方はこちら↓

本日は以上です。
ありがとうございました。

-メディアづくり, レビュー記事
-, ,

Copyright© ムームーダンスが来なければ , 2019 All Rights Reserved.