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【ニュース深読み】「街の住みここちランキング2019」がビジネスにとても活かせる理由

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先日、大東建託による首都圏の「街の住みここちランキング2019」というのが発表されました。

 

「住みたい街ランキング」はよくありますし、東洋経済からも毎年全国の「住みよさランキング」というのが発表されていますが、ここまで詳しく落とし込まれた「住まわれている方を対象とした調査」はあまり見たことがなかったので、どういった調査を行ったのかも含めて気になり調べてみました。

 

結論から言うと、各自治体の居住者を詳しく調査しており、属性・項目ごとの分析がされていて、さらにLPも非常に見やいので「とても参考になる調査資料」だといえます。

 

ということで、簡単に要約してこの調査の参考にすべきところを解説します。

 

詳しく知りたい人・ご自身で調べたい方は、下記URLへ飛んでいただくとランキング及び調査資料が公開されていますので、ぜひ確認をしてください。

 

http://www.kentaku.co.jp/sumicoco/

 

 

 

アンケート概要

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首都圏145自治体(61,319人)からの「街」の評価をまとめています。「住みたい街ランキング」はよくありますが、皆さんが住まいを選ぶときに知りたいのは、「実際に住んでいる人の声だろう」という観点から調査がされています。

 

調査方法

調査の設問項目は55項目です。評価の選択肢を、「大変満足している:2」、「満足している:1」、「どちらでもない:0」、「不満である:-1」、「大変不満である:-2」 として、現在住んでいる街(駅)についての満足度を評価しています。

 

回答者数が30名以上の駅を集計対象とし、平均点を集計しています。回答者数が30名未満のエリア(駅)は除外されているのでその点だけ注意が必要です。

 

ちなみに除外エリア(駅)は、435件あります。

 

総合順位

総合トップは 「広尾」、2位「市ヶ谷」、3位「北山田」、4位「南阿佐ヶ谷」、5位「柏の葉キャンパス」という結果でした。

 

ちなみに、住みたい街ランキング上位の「吉祥寺」は70位、「横浜」は40位という結果です。

 

総合はこういった順位ですが、この調査の面白い点は、クラスターごとの分析が非常に細かく出ている点です。次項で詳しく見ていきます。

 

 

その他のランキング

その他の順位として、「都県別」「年代別」「世帯形態別」「既婚世帯年収別」「アンケートの個別項目別」などなどあらゆる観点から順位付けがされています。

 

ジャンルについても、「物価の安さランキング」、「治安の良さランキング」「飲食店の充実度ランキング」など住まいを考えるに人にとって魅力的なランキングとなっています。

 

例えば、「年代別」で見てみると、20代だと1位が「白金高輪」2位が「武蔵境」、30代だと1位が「高円寺」2位が「代々木公園」、40-50代だと1位が「恵比寿」、2位が「広尾」と年代によって全く違うのがわかります。

 

 

 

この調査からわかること

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上述のように、この調査を細かいクラスターで分析をすることで、住まいを検討中の人々だけでなく、ビジネスの観点から見ると自社のターゲットとなる属性がどういったことを求めているかを分析することができます。

 

これは不動産会社のみにとどまらず、「個人投資家」や「他の事業者」においても、参考にできるのではないかと思います。そこで、私のビジネスに活かすことができる点はどういったところか、という視点で以下2点を考えてみます。

 

 

世代による考え方の違い

因子分析による要因で「広尾」の順位が高い理由を見ると、イメージ因子が一番高いことがわかります。逆に家賃物価の因子は、かなり低いです。

 

ここで、40代-50代で広尾の順位が高かったことを思い出してみると、40代-50代は、住まう街の「ブランド」を重視していたことがわかります。

 

では20代や30代はというと、「物価」や「親しみやすさ」が重要視されていることが見てとれます。

 

物価は所得の差もあるので納得できますが、それ以外の「ブランドを重視するところ」と「親しみやすさを重視する」というところに、自身のビジネスでターゲットとする際にどういった点を重視すればよいかが見えてきます。

 

 

今後求められるもの

世代による考え方で見えてきたように、ターゲットにより考え方の違いがある点も考慮すべき点ですが、全世代・エリアで共通に考えられている点も参考になります。

 

私が注目したのは「地域の繋がり」の項目です。標準値を「1」と考えると、総合ランキング上位のエリア全てで「0.5以下」と非常に低い数値になっています。

 

すべてのエリアで「0.5以下」の項目はほかに「物価・家賃」「道路の混雑」「介護施設の充実度」「介護保険の充実度」となり、経済状況や社会問題にかかわる項目くらいといえます。

 

こういった点から、「地域の繋がり」を作ってあげるようなビジネスには「可能性がある」のではと考えられます。

 

ちなみにランキングに関係ないですが、このマンガ面白かったです。

「住みたい街」と「自分に合う街」の考え方に共感できます。

 

 

まとめ

以前の記事でも書きましたが、私はマンションの居住者や町に住む人々のコミュニティ形成について、今後発展の可能性を感じています。

 

その観点で考えると、つながりの項目が総じて点数が低いことが非常に気になります。無理やり紐づけている感も出ますが、やはり今はどこに住んでいる人々も「街の人とのつながり」は薄いと感じていることが読み取れますので、そういった点で「つながりを作る部分の手助けになるビジネス」は大きく伸びるのではないかと考えています。

 

コミュティ形成に関する記事はこちらもご覧ください。

www.usurablog.com

 

本日は以上です。

ありがとうございました。
 

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