人気の観光地「イタリア」の「ローマ」。
しかし移動に時間がかかるため、来てみたものの「観光できる時間がほとんどない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、実際に訪れて分かった「2日間で十分楽しめる、おすすめ観光スポットの巡り方」を紹介させていただきます。
これからローマの旅を検討されている方は是非参考にしてください。
目次
ローマの印象・施設選びについて
まずは基本的な情報と、効率よく観光スポットを回るための施設選びについて解説します。
街の印象
まさに「古都」という感じで街並みも綺麗です。
少し歩けば教会や歴史的な建物に出会うことができるので、建造物ファンにとってはたまらないのではないでしょうか。
ただしヨーロッパ特有かもしませんが、歩きタバコをしている人が多く、煙を吸ってしまいますし、そこら中にタバコが投げ捨てられていました。
私もそうですが、こういった環境が苦手な方は少し戸惑うかもしれません。(喫煙する方でも環境の違いに戸惑いそうです)
ただし、建物の中はほとんどが禁煙ですので、室内環境はどこも良かったです。その点は日本と逆の印象です。
ローマの交通手段
ローマでの交通手段は主に「メトロ」という地下鉄、「バス」、「トラム」という路面電車の3つです。
いずれも同じ会社が運営をしているため、定期券や回数券を買えば共通チケットでお得に乗ることができます。
また1回乗車券が、どこまで行っても「一律1.5€」と決まっているので日本に比べて安く交通手段を利用することができます。
ただし、私のおすすめは徒歩移動です。というのもローマの主要観光スポットは、ほとんどが同じエリアにあり、2時間もあれば徒歩で回れてしまうからです。
ですので後述もしますが、ホテルの場所選びを計画的にすれば、ほとんどが徒歩で解決するのです。
強いて言えば「バチカン市国」に行く際、もしくは、どうしても行きたい場所が離れているときは、交通機関を使う必要があるので、その場合は「メトロ」がおすすめです。
「バス」や「トラム」は時間帯によって混雑に巻き込まれ、その分スリの危険が増えます。
また、乗り降りが日本と勝手が違うため、おそらく初めての場合失敗をします。手を上げないと止まってくれなかったり、降りたい場所で降りられないということがよく起きるのです。
宿泊ホテル・テルミニ駅周辺について
私が宿泊をしたのは、ローマの主要駅「テルミニ駅」から徒歩5分の「スターホテルズ メトロポール」というホテルです。
ランクは中くらいという感じですが、接客や清潔感は問題なく、朝食もバイキングでおいしくいただくことができたので満足でした。
私の泊まったホテル以外にもいくつもホテルはありますが、清潔ではないところも多いようなのでその点は注意が必要です。
テルミニ駅周辺は、北と南で少し印象が変わります。北側の方が宿泊施設や飲食店は多い印象です。
私の宿泊した南側の方は、主要な観光スポットには近く、徒歩20分程度で「トレビの泉」や「コロッセオ」周辺まで行けてしまいます。
上述もしましたが、交通機関に頼らずとも、南側のホテルを選ぶと徒歩での移動が可能となり、素晴らしい街並みを楽しみながら観光スポットへ行けるので、徒歩が苦でない方はこの方法を検討していただくのがおすすめです。
ローマ観光おすすめポイント
それでは個別でおすすめのスポットを紹介します。
初めての滞在ということで有名どころばかりですが、、、これが効率的にいけば、実質2日間で回りきれるということで参考にしていただければと思います。
バチカン市国(所要時間:半日~1日)
ローマ内にある世界最小の国「バチカン市国」は、カトリックの聖地として観光客にも人気のスポットです。
サンピエトロ大聖堂、バチカン美術館など狭い敷地内に豊富な見所があり、ローマ観光では欠かせないポイントとなっています。
主要駅のテルミニ駅から「メトロ」で6駅とそこまで遠くはありません。
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コロッセオ(所要時間:30分)
映画「グラディエーター」でも有名な「コロッセオ」はローマ帝国時代の遺跡としては最も人気のスポットです。
外側から見ても迫力がありますが、中は当時の様子がよくわかるほどの魅力があります。
西側から階段を上がると、おみやげ屋さんもあります。
意外ですが中には喫煙スペースもあります。見せ場は外観と階段を上がって見下ろす景色です。
人気スポットですので、かなり行列ができますが、所要時間はそこまでかかりません。
パラティーノの丘~フォロ・ロマーノ(所要時間:30分~2時間)
パラティーノの丘とフォロ・ロマーノは古代ローマの中心地であり、かつて宮殿や神殿、球技場があったとされる遺跡群です。
遺跡好きの方にはたまらないのではないかと思いますが、さらっと見る分にはそこまで時間はかかりません。
一つ一つをじっくり見ていくと2時間以上かかる可能性もあるくらい広大な敷地です。
ちなみに「コロッセオ」と「パラティーノの丘」、「フォロ・ロマーノ」は同一の入場券で見学が可能で、チケットの購入場所はそれぞれにあります。
「コロッセオ」のチケット売り場は非常に混みあうため、「パラティーノの丘」側で購入をするのが比較的空いていておすすめです。
真実の口(所要時間:5分)
映画「ローマの休日」で有名な「真実の口」は、コロッセオから徒歩15分程度の場所にあります。
並ぶ時間を除くと順番に写真撮っていくだけですので、所要時間は5分もかからないでしょう。
かなり触られてきたせいか少しつるっとした表情になっていたのも気になりました。
とはいえせっかくのローマですので、訪れたことのない方は一度は行かれるといいと思います。なお、向かう途中の川沿いや街並みは相変わらずとてもきれいでした。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂(所要時間:5分)
初代イタリア国王の「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世」を讃えるために建造された建物で、他の建造物と比べてもひと際目立つ造りになっており、一見の価値はあります。
私は上っていませんが、中を上るとローマ市街地が一望できるようです。
外観の見学のみでしたら5分程度で済みます。
トレビの泉(所要時間:10分)
後ろ向きでコインを投げ入れることで有名な人工の泉です。
もともとは古代ローマ時代に皇帝アウグストゥスが水道の終端施設として作らせたものですが、実物は思ったよりも大きく迫力があり、混雑でなかなかゆっくりとは見られないかもしれませんが、一度は見学をしていただくことをおすすめします。
スペイン広場(所要時間:10分)
近隣にスペイン大使館があることに由来するスペイン広場は、映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンが大階段でジェラートを食べたことで有名な観光スポットです。
ちなみに現在はジェラートを食べることを禁止されているので、座って雰囲気を楽しんでいただければと思います。(写真の通りかなりの人で混雑をしていますが、、)
おすすめグルメ
Ristchicco(リストチッコ)
店内が暗く、あまり良く撮れませんでしたがフライパンのまま運ばれてきました。
最近はニトリなどでもよく見るスキレット鍋のようです。お皿に盛り付けられてくるよりもお洒落にみえます。
パスタ自体は、流石イタリアっという感じのアルデンテ。麺は太めなので、かなり食べ応えがあります。もし2人以上で行かれる場合は、シェアされることをおすすめします。
ちなみにサラミ盛り合わせも頼みましたがかなりの量がありました。
こちらもおいしいのですが、シェアするのがいいかと思います。店内は大勢の人でにぎわっており、接客も素晴らしくいい雰囲気でした。
ちなみに、行きたかったのですが定休日のため、諦めたお店が「ロッショーリ」というお店。
こちらも有名店で非常においしいみたいですので、ぜひ行かれてもいいかと思います。なお、カフェのみ提供しているお店はやっていましたが、狭い店内には行列ができていて、こちらも大変人気でした。
Giolitti(ジョリッティ)
こちらはジェラート屋さんの老舗有名店。「パンテオン」、「トレビの泉」の観光スポットからも近い場所にあります。味は2種か3種を選べてサイズもいくつかから選ぶことができます。
先にチケットを買ってレシートをもってもらいに行くシステムで、少し戸惑いましたが、良いスタッフでしたので、説明してもらいながら何とか購入することができました。
味はもちろんおいしく、マンゴーとパイナップルにしたのですが、どちらも甘すぎず、酸っぱすぎずで、舌触りはまろやかで食べやすかったです。
まとめ
ここまで私の訪れた観光スポットを中心に効率よく回る方法を記事にしましたが、今回訪れた以外にも「トラヤヌス浴場」、「パンテオン」、「各種博物館」など行けてない場所も多くあります。
しかし、私は時間を早めに切り上げていたこともありますので、もっと詰めてうまく回れば2日間でも行けるスポットはもっと増やせると思います。
観光スポットをどんどん回るも良し、古き良き街並みをのんびり回るも良しの「ローマ観光」を皆さんも是非楽しんでいただければと思います。
本日は以上です。
ありがとうございました。