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【フランス】お得にパリの美術館を回る方法&おすすめ美術館「4選」

2019年3月28日

パリの「美術館巡り」。

皆さん見学をする際、できるだけ効率的にたくさんの美術館を回りたいと考えると思います。

私もそう考えて旅行の際にプランを組みました。さらに言うと美術館にも特徴があり、自分の好みに合う美術館を回って、できるだけ満足度を上げたいとも考えました。

そこで本記事では、実際に訪れて分かった「お得にパリの美術館を回る方法」と「おすすめの美術館4選」について記事にしていきます。

パリで「美術館巡り」をお考えの方は是非参考にしてください。

パリ・ミュージアム・パスでお得に回る

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芸術の都「パリ」というだけあって、パリ及びその近郊には、美術館や博物館、歴史的建造物が多くあります。

時間の許す限り多くの場所を見学したいのですが、そもそもそれぞれで€10~€15前後の入場料がかかります。それではいくら時間があっても予算の関係で回れないという事態になってしまいます。

しかし、そこはさすが「パリ」です。

たくさん見学をしたい人のために、お得に美術館を回れる「パリ・ミュージアム・パス」というものがあるのです。

パリ・ミュージアム・パスとは

2019年12月現在では、約60もの施設をこのパスで回ることができます。

パスを持っていることで、チケットを買うために並ぶ必要がなく、出入りも自由にできる、また「美術館」だけでなく、「凱旋門」や「ヴェルサイユ宮殿」など歴史的建造物の見学をすることもできるというメリットを享受できます。

また、パスには3種類があり、2日、4日、6日(全て連続した期間という点にご注意ください)とスケジュールに合わせて購入をすることができます。ですのでこの期間中に、3つ~4つ以上の施設を回る予定があれば購入しておく方がお得になります。

パリ・ミュージアム・パスの対象施設は?

パリの3大美術館「ルーブル美術館」「オルセー美術館」「ポンピドゥーセンター(国立近代美術館)」をはじめ、「凱旋門」、「ヴェルサイユ宮殿」なども対象になっています。詳しくは下記の表をご覧ください。
対象美術館一覧  ※【】は定休日 2019.6月現在
パリ市内 1 ルーブル美術館【火】
2 オルセー美術館【月】
3 ポンピドゥーセンター/国立近代美術館【火】
4 オランジュリー美術館【火】
5 ピカソ美術館【月】
6 ロダン美術館【月】
7 クリュニー中世美術館【火】
8 ギュスタブ・モロー美術館【火】
9 ドラクロワ記念館【火】
10 ジャン・ジャック・エンネル美術館【火】
11 ニシム・ド・カモンド美術館【月火】
12 ケ・ブランリー美術館【月】
13 ギメ美術館/東洋美術館【火】
14 アラブ世界研究所【月】
15 ユダヤ教芸術歴史博物館【月】
16 装飾芸術美術館【月】
17 凱旋門
18 ノートルダム寺院の塔
19 ノートルダム寺院のクリプト【月】
20 パンテオン
21 コンシェルジュリー
22 サント・シャペル教会
23 贖罪教会【不定期】
24 下水道【木金】
25 軍事博物館/ナポレオンの墓
26 レリーフ地図の博物館【第1月曜】
27 建築・文化財博物館【火】
28 レジスタンス解放博物館【第1月曜】
29 移民史博物館【月】
30 科学産業博物館/ラ・ヴィレット【月】
31 音楽博物館【月】
32 映画博物館【火】
33 工芸院博物館【月】
34 パレ・ド・ラ・デクベルト【月】
パリ郊外 35 ヴェルサイユ宮殿とトリアノン【月】
36 フォンテーヌブロー城【火】
37 マルメゾン城【火】
38 ランブイエ城【火】
39 コンピエーニュ城【火】
40 コンデ博物館/シャンティ城【火、毎年1月】
41 ヴァンセンヌ城
42 サンジェルマン・アン・レイ考古学博物館【火】
43 シャン城【火】
44 イヴリン県立モーリス・ドニ美術館【月火】
45 メゾン・ラファイエット城【火】
46 ピエールフォン城
47 シャアリ修道院
48 ルネッサンス博物館/エクアン城【火】
49 仏米協力博物館/ブレランクール城【火】
50 セーブル陶磁器博物館【火】
51 サン・ドニ寺院
52 ポール・ロワイヤル博物館【火】
53 ムードン・ロダン記念館【月-木】
54 サヴォア邸【月】
55 航空宇宙博物館【月】

パリ・ミュージアム・パスはどこで買える?

上記のようにお得なパスですが、購入方法がいくつかあります。

まず現地で購入する場合ですが、

対象の美術館チケット売り場、空港のインフォメーションカウンター、パリ市内の環境局などで購入が可能です。一部パリ市内の売店頭でも販売があります。

価格は以下の通りです。

  • 2日間券:€48
  • 4日間券:€62
  • 6日間券:€74
また、現地での購入が不安な場合、日本で事前に購入しておくことも可能です。
  • 2日間券:7,000円
  • 4日間券:8,900円

にプラス送料がかかります。

なお、6日券の販売は2019年12月現在は行っていないようです。

上記の通りですので、現地で購入するよりは割高ですが、それでもお得には変わりないので興味のある方は下記サイトからご購入下さい。

おすすめ美術館「4選」

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つづいては実際に訪れた美術館の中で満足をできた「おすすめ美術館4選」をご紹介します。

ルーブル美術館

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まずは、パリでもっとも有名な美術館「ルーブル美術館」です。

ここは外せないだろうということで行ってきました。敷地はかなり大きく、すべてをじっくり見て回ろうと思うと2日間はかかりそうな印象でした。

また、普通に入ってしまうと順路もわかりにくくなっており、効率よく回ることができません。

そこでおすすめなのが「任天堂DSのガイド」を借りることです。

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€5で借りられます。このガイドを使うと、所要時間に合わせて見学プランを組んでくれますので、自分の好みの周り方を事前に設定をしておくと、位置情報を読み取り自分がいる場所にある展示物を解説し、さらに次の順路に導いてくれます。

大体どこの音声ガイドを借りても同様の€5がかかることを考えると、非常にお得で画期的なガイドだと思います。

借りる際にはパスポートを預ける必要がありますので、その点だけご注意ください。

ちなみに私はそのガイドの力を借りつつメインどころを見る王道コースを回りました。

少しより道もしながらでしたが3時間ほど見学をしました。

モナリザや、

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ミロのヴィーナス、

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サモトラケのニケなどです。

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なお、シーズンにもよりますが、朝9時のオープン時に行くと比較的空いていて、入場や見学もスムーズに済ませることができました。

皆さん朝は遅めなようで、11時ごろから混んできた印象です。

オルセー美術館

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続いてのおすすめは「オルセー美術館」です。

こちらもパリの3大美術館に数えられるほど有名ですが、その通りに素晴らしい美術館でした。

まずその造りです。もともと駅舎だったという内観は、左右にバランスの取れた荘厳な空間で、こだわりの造りを感じられました。

こちらもルーブル程ではないですが展示物が多く、じっくり見ていくと1日くらいかかってしまいそうです。

個人的には印象派と呼ばれる画家の作品が好きですので、オルセーの5階にある印象派、ポスト印象派の展示は非常に楽しかったです。印象派の画風が好きな方は必見です。

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また、この5階には時計の裏側を取れる「フォトスポット」もあり、皆さん写真を撮られていました。

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なお「オルセー美術館」も€5で音声ガイドが借りられます。

こちらはルーブル美術館と違い、昔ながらの音声ガイドですが、多くの情報が入っていますので、借りておくことをおすすめします。

オランジュリー美術館

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印象派の代表画家「クロード・モネ」の連作「睡蓮」。

その「睡蓮」を飾るために造られたのがこの「オランジュリー美術館」です(睡蓮以外にも展示はあります)。

小さな美術館ですので、見学自体は30分もあれば終わってしまいますが、なんといっても8枚の「睡蓮」が圧倒的で、その場に座り、ただ眺めるだけでも時間がどんどん経っていく印象でした。

私は上述の通り印象派作品が好みですので、こちらの美術館も非常に楽しむことができました。

「オルセー美術館」と同じく、印象派、ポスト印象派が好みの方は必見の美術館です。

フォンダシオン・ルイ・ヴィトン

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こちらは残念ながら「パリ・ミュージアム・パス」の対象ではないのですが、名前の通りルイ・ヴィトン財団の美術館で、現代アートを中心としており、その造り自体も魅力的な先進的な美術館です。

期間限定の企画展も行っており、印象派やポップアートなどが展示されています。

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2014年にオープンした比較的新しい美術館で、ブルターニュの森内にあります。

レ・サブロン駅から徒歩で15分ほど、もしくは専用バスが凱旋門の近くから出ています。

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バスにはチケットが必要ですので、事前に購入しておくことをおすすめします。
※バスは小さめで乗り切れないこともあるのでご注意ください。また、非常に並びますので、美術館のチケットも事前に下記サイトから購入しておくことをおすすめします。

まとめ

今回は「お得にパリの美術館を回る方法」と「おすすめの美術館4選」ということで記事にしました。

お得にたくさん回りたい方は「パリ・ミュージアム・チケット」を購入すること。

主要美術館の他は、自身の好みに合った美術館(もしくは博物館などもあります)を事前に調査して見学すると、効率的で満足のいく美術館巡りができるのではないかと思いますので、これから旅行を検討される方はそのあたりを重視していただけるといいかと思います。

本日は以上です。

ありがとうございました。

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